トランスジェンダーであることの苦悩〜ゆしんさんのブログを拝見して③〜
こんにちは。
Yuuchanblogです！
前回の続きです！
都内に出てて働き出した21歳。
その頃私が考えていたのは、
”社会的に立場を持ったら私のセクシャル的なことで馬鹿にされない”
”高卒の私を馬鹿にする、周りの大卒の人に負けたくない”
”失恋のことを忘れて、仕事をもっと頑張ろう”
といろんな悔しさから、仕事へどんどん打ち込んでいったんです。
その頃の私は、地元で販売員として働いていたファンション系の小売店
で、初めてのブランドでPRを担当することになり
渋谷で働くことになったんですが、毎日が充実していて
そこでは8年の勤務の中で、本社勤務になり商品企画やバイヤーなど
いろいろな経験をさせていただき、先輩にも恵まれ
本当に仕事のことばかり考えていました。
その後、初めての大きな挫折を味わい会社を退社することとなりました。
24歳の頃私は
30歳になるまでには海外に行って働きたい。
30歳になったら独立して、会社に入らずやっていきたい。
という想いがあったので、
退社した時に偶然、転職した先輩から海外のお話しをいただく機会があり
二つ返事で27歳の頃、単身上海に行くことを決意したんです。
その後、３年間その会社でお世話になり
上海でのいろんな方との出会いもあり30歳の頃フリーランスとして
自分の力を試す決意をして、会社員を辞めて
いろんな方に支えられて1年間ほどやっていました。
その頃はお仕事をいただく喜びで毎日が忙しく充実していました。
収入も、その当時の私と同年代の方と比べるとかなりいただいていて
良くきく言葉ですが
仕事は裏切らない。
真面目に頑張っていればいつか成功する。
昔思っていた
”社会的に立場を持ったら私のセクシャル的なことで馬鹿にされない”
”高卒の私を馬鹿にする、周りの大卒の人に負けたくない”
”失恋のことを忘れて、仕事をもっと頑張ろう”
強がって、負けたくない。もっともっと。
と走り続けていました。
33歳になった頃からは
大きなお仕事をさせていただく機会が増え
ブランドのディレクション、セレクトショップのプロデュース
中国国外のショップの管理、会社の経営
と様々なことやるチャンスが増えたんですが、
私の力不足というか、能力以上のことばかりだったんでしょうね。
どれもこれもうまくいかず、
完全に挫折状態。
しかも会社の経営、お店の運営では金銭的な問題も多く
私自身も数百万の損出をしたり、取引先への支払いが滞る
働いているスタッフへ給与が払えるのか？など
私の想像とキャパシティーを完全に超えるような出来事が山ほどあり
一昨年に私の心は完全に折れてしまい、精神不安定状態に陥ったのです。
一昨年から昨年の年末まで、
何度も死にたいと思いましたし、実際に死ぬ方法を調べてやってみたり
誰とも話したくないし、何もやりたくない。
という完全に自信と生きている希望を失い、
ノックアウト状態でした。
今でもまだ、時々そんな精神状態になり
落ち込む日があります。
そんな状況を脱出しかけているのは、
家族や友人、今では彼とあったり話せたり笑える日が
少しづつ増えてきたんです。
あの頃私は、家族や友達とはほとんど連絡したり
会ったりしなかったですし、出会った人たちも心から信用できることが
できず、信じるのは自分のことだけでした。
誰かわからない誰かに負けたくないと
必死に強がり、何が私にとって成功で幸せなのかを見失い
ひたすら見えない敵と戦ってきたと思います。
いろんなものを失った今
もう一度、大切な人たちが精神的に私のことを
助けてくれています。
そして、ずっと逃げていた私のトランスジェンダーとしての
生き方や、幸せに向き合って女性として
幸せになることを考えるきっかけになっています。
幸せの価値観が変わったんですね。
お金や立場では得られない幸せが沢山あるし、
自分と本当に向き合うのは怖いことだけど
挫折していろんなものを失った今だから、
大切な人、大切なもの、価値観が見えてくるのかもしれません。
今でも海外で私は生活して仕事しています。
近いうちに彼や家族、友達のまつ日本に帰り
再スタートをするために頑張っています。
まだまだ落ち込む日々、辛い気持ちになる日もあるけど
支えてくれる人のことを思って頑張ろう！
皆さんもいろいろな悩み、辛いことあると思いますが
その時はすごく辛いし、悲しいし、
死んでしまいたくなるときもあると思います。
私も今でも辛いことありますが、少しづつ光が見えてきて
その光の輝きを信じて真っ直ぐ進んでいくうちに
気づいたら抜け出しているのかもしれないです。
辛い時は人に頼ること、聞いてもらうことってすごく大事だな。
と思います。
ゆしんさんのブログを見て私も勇気づけられましたし、
沢山の方が頑張ろって思ったんでしょうね。
長々とお付き合いいただき有難うございました！
